盆提灯はお盆の時、先祖や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ります。盆提灯は迎え火・送り火の大切な役割となるのです。また盆提灯は故人の冥福を祈り、感謝の気持を込めたお盆の供養を表すものです。親戚や故人と親しかった方は、故人の供養のためにいろいろなお供物をしますが、盆提灯は新盆を迎えた家へ、親戚や故人とした親しかった方が、盆提灯を送るという習わしは古くからあります。送られた盆提灯は、多ければ多いほど故人が周囲の方々から慕われていたことを示すものです。送る側も故人に対する感謝の気持を込めて送ります。